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X日後のための覚書き

千葉敦子の術前術後を撮影したカメラマンの述懐記

かつての上司であり、報道カメラマン・総理官邸写真室初代室長であった石井幸之助氏に「医学的に、かつ自分のいとしい乳房の思い出(スーベニール)として写して欲しい」と申し出て、乳房摘出術の術前・術後の写真撮影を依頼した。
その写真は上記、『乳ガンなんかに敗けられない』の表紙にも掲載された。
石井氏はその著『ファインダーのこちら側 報道カメラマンがみた昭和史』の中で、【千葉敦子君の美学】と題し次のように記している。

(前略)人生に美学というものがあるなら、彼女のそれは気弱く涙を見せない、ということかも知れない。それにしても彼女の知性を、強靭に支えているものは何なのだろうか。近づく自分の死をも、人生の締め切り時間に追われるように、筆の材料にする。
ジャーナリスト精神の”業”とでもいうべきなのだろうか。あるいは彼女自身の、もって生れた天性というものだろうか。凡俗の身の私に、遠く理解の及ばないところである。(後略)

千葉敦子再読記 JO談 /ウェブリブログ

ファインダーのこちら側―報道カメラマンがみた昭和史

ファインダーのこちら側―報道カメラマンがみた昭和史