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全寮制芸術高校の声楽科卒業リサイタル

5月に入ると、米国は、学年末および卒業関連イベントが目白押し。
月曜の夜、ボストン郊外の全寮制芸術高校 Walnut Hill School of the Arts*1へ、
ある声楽専攻生さんの卒業リサイタルを聴きに行った。

会場は、校内にあるリサイタル専用のサロン風ホール Boswell Recital Hall。
(この学校には、舞台公演用の Perrin Theater という本格劇場もある)

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小刻みに舞台袖に下がりながら、小一時間、休憩なしのハーフリサイタル形式。
歌手本人のコメントが添えられたプログラムと、英語対訳集が配られた。

曲目は、独伊仏英4ヶ国語、緩急に富んだレパートリーが配置され、
途中、子守唄やキャバレーソングはスツールに腰かけて歌うなどの演出もあり、
さまざまな表情が楽しめた。

歌曲集はいずれも抜粋だったが、その中でバランスよく構成されていて好感。
一部を聴くと、どうしても全曲聴きたくなってしまい、
帰宅後ふたたび、楽しい復習の時間を過ごすことができた(笑)。

4年間の高校課程は、主に「呼吸法」の習得に明け暮れた、との本人コメント。
丁寧に無駄を刈り込まれ、素直に伸ばされた声と技術を守り、磨きながら、
ぜひこれからも歌い続けてもらいたいと思う、若きメゾソプラノさんだった。

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プログラム

音楽に寄せて(シューベルト)
*  *  *
マリンコニア、やさしき妖精(ベッリーニ)
おお わが涙を見ぬつれない人(ベッリーニ)
私は家をつくりたい(ドニゼッティ)
*  *  *
歌曲集「くじ」(プーランク)より
1. ねむけ
2. なんてことだ!
3. ハートの女王さま
*  *  *
兵士の妻がもらったもの(クルト・ヴァイル)
「ブレットル・リーダー」(シェーンベルク)より ガラテア
*  *  *
「キャバレー・ソング」(ブリテン)より
1. 愛の真実をおしえて
4. カリプソ
*  *  *
アンコール: 「キャバレー・ソング」(ブリテン)より カリプソ
アンコール: この素晴らしき世界(歌手編曲)